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太陽光発電設備を新たに設置する際に必要となる「使用前自己確認」について、具体的な内容や費用、必要な手続きがわからずお困りの方も多いのではないでしょうか。本記事では、使用前自己確認の基本概念から実際の費用相場、必要書類まで、実務に役立つ情報を詳しく解説いたします。
使用前自己確認とは、電気事業法第51条の2に基づき、新たに設置・変更した電気工作物(太陽光発電設備を含む)を運転開始する前に、事業者自らが安全性・技術基準適合性を確認し、その結果を経済産業省(産業保安監督部)に届け出る制度です。
太陽光発電設備において使用前自己確認の対象となるのは以下の通りです。
出力10kW以上50kW未満:「小規模事業用電気工作物」に該当し、使用前自己確認の対象
出力50kW以上2,000kW未満:「事業用電気工作物(自家用電気工作物)」に該当し、使用前自己確認の対象
つまり、出力10kW以上2,000kW未満の太陽光発電設備であれば、規模を問わず使用前自己確認が必要となります。この手続きを完了しなければ、法的に設備を稼働させることができないため、FIT(固定価格買取制度)やFIP制度を活用している太陽光発電事業者にとっては、連系日に間に合わせるための重要なプロセスとなります。
出典:小規模事業用電気工作物のQ&A [PDF](経済産業省)
まず押さえておきたいのは、法律上の責任者と、実務の担当者は別だという点です。最終的な責任を負うのは設備を設置する事業者様(あなたの会社)ですが、実際の試験や書類作成は、専門の技術者や検査会社に委託するのが一般的です。
理由は、作業に高度な専門知識が必要だからです。絶縁抵抗・接地抵抗の測定や保護継電器・遮断器の動作確認といった電気試験に加え、結線図や仕様書をもとにした技術的なチェック、経済産業省への届出書類の作成までが求められます。太陽光発電ではさらに、パワーコンディショナーの制御や出力制御にかかわる通信の知識も必要になります。
担当者は、設備の規模によって変わります。
電気主任技術者(第一種〜第三種)という国家資格を持つ技術者が中心となって対応します。高圧・特別高圧設備の安全管理を専門とする資格者です。
電気主任技術者の選任は法令上免除されています。ただし専門知識は必要なため、実務では技術者・検査会社へ委託するのが一般的です(委託した場合は、委託先の情報を届出書に記載します)。
とはいえ、「自社でやるべきか、任せるべきか」の判断は簡単ではありません。多くの事業者様が、次のような壁に直面します。
こうした背景から、現地試験から産業保安監督部への届出までを専門会社に一括で委託し、安全性の確保と手続きの効率化を両立させるのが、最も現実的な選択肢となっています。
「どこまで自社で対応すべきか」迷われる場合は、まず専門会社に相談し、設備規模・スケジュール・必要な試験の範囲を確認したうえで、最も負担の少ない進め方を選ばれることをお勧めします。
弊社では、電気主任技術者という電気の国家資格を持った技術者、および通信会社であることを生かし、豊富な通信制御の知識をもった技術者が対応し、確実で安心頂ける作業品質を提供いたします。まずはお気軽にお問い合わせください。
使用前自己確認の費用は、設備容量・電圧区分・必要な試験項目・現地条件などによって大きく変動します。以下に、依頼先ごとの概算費用をまとめました。
| 分類 | 価格 | 評価 |
|---|---|---|
| 大手検査会社 | 80万円〜 250万円 | 全国展開でネームバリューがある一方、一律パッケージ料金で割高になることが多い |
| 地域の電気工事会社・保安協会 | 10万円〜 60万円 | 近隣で動きやすいが、太陽光の使用前自己確認として必要な試験を網羅できない場合もある |
| 電気主任技術者(個人事務所) | 20万円〜 80万円 | 技術力は高いが、書類作成や経産省との協議までは対応しないケースもある |
※上記は当社が把握する一般的な相場の目安であり、案件ごとに変動します。
費用差の最大の要因は「どこまで対応してもらうか」です。現地試験のみの業者もあれば、経産省への書類作成・協議まで一括対応する業者もあります。以下の点を事前に確認しておくことをお勧めします。
「安いと思って依頼したら書類作成は別料金だった」といった失敗を避けるためにも、対応範囲の確認が重要です。
積み上げ式の適正価格で、現地試験から経産省への届出まで完全ワンストップ対応。年間200件以上の実績で全国対応しています。
使用前自己確認の届出において、産業保安監督部への提出が原則として必要な書類は、おおむね以下の通りです(正式な様式は管轄の産業保安監督部により異なります)。
| 使用前自己確認届出書 | 届出の中心となる公式書類で、所定様式を使用します。 |
|---|---|
| 使用前自己確認結果届出書 別紙 | 出書本体を補足する書類で、実施した確認の詳細を記載します。 |
| 発電所の概要を明示した地形図 | 発電所の立地場所と周辺環境を示すための地図です。 |
| 主要設備の配置の状況を明示した平面図及び断面図 | 敷地内の設備配置と安全性を確認するための図面です。 |
| 発電方式に関する説明書 | 太陽光発電システムの仕組みと制御方式を説明する書類です。 |
このほか、地上設置・傾斜地・崩壊危険区域などの条件によっては、支持物の構造図・強度計算書や土砂流出・崩壊防止措置に関する説明書など、追加の書類が必要となる場合があります。
これらの書類は専門的な知識がないと作成が困難で、不備があると再提出が必要となり連系日に影響する可能性があります。書類準備から経産省との協議まで一括してサポートできる専門業者への依頼をお勧めします。
余計な書類は提出しない
法令上必要な書類は漏れなく揃える一方で、本来不要な書類まで追加提出してしまうと、産業保安監督部の担当官は立場上、提出されたすべての書類をチェックする必要が生じます。その結果、本来不要な指摘や確認のやり取りが発生し、受理までに余計な時間がかかって連系日に影響するリスクがあります。提出範囲を適切に見極めることが、スムーズな受理につながります。


使用前自己確認なら、全国対応のインサイドアウトにお任せください。当社では、大手検査会社のような一律「パッケージ料金」ではなく、出力(kW)・回路数・必要な試験項目・現場条件を踏まえた「積み上げ式見積り」を採用しています。そのため、過剰なコストを抑えた適正価格でのご提案が可能です。
一律パッケージ料金ではありません。回路数や設備規模に応じた「積上げ式」で見積もりを作成するため、過剰なコストが発生しません。
試験内容の提案から届出書の作成、必要な書類の確認までシームレスにサポート。無駄な再提出、確認のやり取りを極力減らします。
現場では電気通信事業者であることを活かし、電気に係る試験以外にもパワーコンディショナーの設定、制御まで幅広い内容に対応可能です。
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